2008年07月02日

今週の収録テーマ

マリン)

■こんちは! どうやら今週も収録することができそうです。配信は週末の予定です。

■今回のテーマは、「働く」。特に若者の労働問題に焦点を当て、非正規雇用、ワーキングプア、ロスジェネといったキーワードの背景にある、構造的問題を論じます。また、政策的観点から近年成立した労働関連法についても解説します。

■最近、小林多喜二の『蟹工船』がヒットしているのが話題ですよね。毎年5000部しか発行されなかったのに、今年半年で既に30万部を増刷しているらしいです。今年5月に創刊された、超左翼マガジン「ロスジェネ」も4刷りとなり、9千部を発行している。

■プロレタリア文学に共感するほど労働者は苦しんでるのかなー。まじで誰が買ってるのか気になります。 あと、「ロスジェネ」はワーキングプアなどの連帯を訴えているけど、なんかでかい運動が起こるんだろうか。 ロスジェネ買った人を全員動員すればいい線いきそうですが(笑)。ロスジェネの創刊記念シンポの記事はこちらです。

【テーマの参考資料など】

内田樹『ひとりでは生きられないのも芸のうち』(文藝春秋)

大庭健『いま、働くということ』(ちくま新書)⇒絶版

城繁幸『3年で辞めた若者はどこにいったのか』(ちくま新書)

本田由紀『「ニート」って言うな!』(光文社新書)

大竹文雄『希望と格差』(筑摩書房)

高橋俊介『新版 人材マネジメント論』(東洋経済新報社)

『超左翼マガジン ロスジェネ』(かもがわ出版)

トマス・フリードマン『フラット化する世界』(日本経済新聞)

ダニエル・ピンク『ハイ・コンセプト』(三笠書房)

文化系トークラジオライフ(TBSラジオ)、「『働く』ということ」(2007年1月27日放送)

マル激トークオンデマンド(ビデオニュースドットコム)、「なぜ秋葉原なのか、なぜ携帯掲示板なのか、なぜ無差別なのか」(2008年6月14日)

posted by 西嶋一泰と松原真倫 at 13:06| Comment(1) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「蟹工船」の人気、たしかにひと昔まえじゃ考えられないよね。この小説は、いつかの形式的な冒険を試みていて、いま読んでもなかなか新しいんだけど、世界観(イデオロギー)自体は単純ともいえる。

>プロレタリア文学に共感するほど労働者は苦しんでるのかなー。まじで誰が買ってるのか気になります。

『私たちはいかに「蟹工船」を読んだか―小林多喜二「蟹工船」エッセーコンテスト入賞作品集』(白樺文学館多喜二ライブラリー)という本も出ていて、ここには「ネットカフェからの投稿部門」も設けられています。で、ここに掲載されたエッセーを読んで印象深かったのは、多喜二の時代は敵がはっきりしていて、かつ虐げられたものの「連帯」を描けたぶん、いまよりずっとマシではないか、という意見。

そういうことで言うと、「蟹工船」ブームは、イデオロギー云々という部分での出会いなのではもちろんなく、(よく言われるように)派遣労働の実態がよく似ているから、ということでもじつはなくって、ベタで「連帯」を掲げられず、かつ「連帯」を羨望する人たちの「何か」に、「蟹工船」が触れた結果なのかなぁ…と思ってます。いずれにせよ、近代文学研究者としては嬉しいことですが。
Posted by 深津 at 2008年07月04日 13:21
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