2008年06月25日

首相のリーダーシップ・まとめレジメ

(マリン)

お久しぶりです、マリンでっす。

「首相のリーダーシップを問う」のまとめレジメをアップします! ポッドキャストの話がまとまってないので(^^;)、「結局なにが言いたいの?」と思った方はこちらを参考にしてください。よろしくおねがいしまーす

■今回の結論

・首相に求められるリーダーシップとは、自分の信念に基づく、ビジョン(中長期的に目標とする国家像、政策判断のメタ基準)、ミッション(ビジョンを実現するための具体的な政策)を、マニフェストなどの手段を通じて国民に提示し、その実現にむけて政治を動かすことである。

⇒ たとえば、小泉元首相は、郵政民営化を20年以上も持論としてきた。小泉は、郵政民営化に対して強い信念をもっていたからこそ、既得権勢力からの強い抵抗、参議院での法案否決などの困難を乗り越えることができた。

■論じたこと

1.小泉元首相は、強いリーダーシップを発揮し、郵政民営化などの実現困難と考えられた制度改革を断行したと評価されているが、彼の政治手法をリーダーシップと結びつけることはやや早計? 郵政民営化法案の参議院での否決をもって、衆議院を解散した「郵政解散」などは、リーダーシップの発揮というよりもただのワンマン政治?

⇒小泉は自民党全体を動かして改革を進めたのではなく、竹中平蔵や自分の首相秘書官など側近をフル活用して改革を進めた。小泉が実現しようとしていた政策は、自民党議員の既得権を破壊するものであり、自民党議員を説得して改革を進めることは難しかったことを考えると、このような政治手法をとる以外にはなかったのではないか。

2.リーダーシップ論は経営学の主要テーマ。経営学におけるリーダーシップ研究で、特に首相のリーダーシップと関連づけて論じることができるのが、「組織変革におけるトップのリーダーシップ」(チェンジ・リーダー)のケーススタディー。

⇒たとえば、2000年に松下電器産業社長に就任した中村邦夫は、典型的なチェンジ・リーダー。過去の松下電器の成功体験やいわゆる「幸之助神話」を否定、創業者松下幸之助の経営理念以外は全て変える大改革を行い、低迷していた業績を上昇させることに成功。

3.アウトサイダーの視点を持っていることが、改革を行う上で欠かすことのできない条件なのではないか?

⇒中村が「幸之助神話」を否定できた背景には、彼が松下の出世レースからはずれ、アメリカの支社で業績を積み上げたことにあるのではないか・・・。つまり、松下の本社で純粋培養された人間には見えない、成功体験の裏に見える問題などに気づくことができたのでは? アウトサイダーの視点を持っていたという意味では、小泉もそう。小泉は、大臣ポストこそ務めた経験があったものの、自民党党三役や官房長官、財務大臣、外務大臣などの主要閣僚ポストを歴任したわけではなかった。つまり、まともな出世コースを歩んできた優等生には改革ができないということかも・・・。

posted by 西嶋一泰と松原真倫 at 15:50| Comment(0) | TrackBack(1) | レジメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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